なんでもあり人生

とっても目が乾く

転職活動の面接で勝つために

実は、自分は面接が結構得意だったりする。これまで第一志望の会社で落とされたことが1度もないので、意識していることをまとめようと思う。

キャリアや自分に"軸"があること

なくても良い。無理やりにでも作り出すべきが"軸"である。 それなりの年収を出す会社であればここはかなり見られている可能性が高い。 現職や前職、そして受ける企業・事業内容に何か共通点はあるか?あればそれを軸として設定し、「自分はこういった軸を持って転職活動しているんだ」と説明できるようにする。 これがうまくできれば一貫性のある人間アピールをすることができる。 仮にスキルで歓迎条件に達していても、役員面接などで軸がないと思われると落とされる可能性が一気に上がる。

自分を例にすると、「データ」である。今回の転職は「データを見て触れて、活かせる」を軸とした(現職・前職との親和性が高いため)。

会社のカルチャーに歩み寄る

これは双方にとって非常に重要な要素である。 いくらスキルが条件に合っていても、価値観や会社の雰囲気が合っていなければ落とされる可能性が高い。

というのも、ドラクエでいう「ガンガンいこうぜ」タイプは非常に能動的で評価されると考えられがちだが、「いのちだいじに」タイプが8割の会社でうまくやっていけるだろうか。 これは性格の問題だが、キャリアに関する思考などもひとつだ。

「チームでPJを成し遂げて事業をグロースしていきたい」 「スキルを磨いてプロフェッショナルになりたい」

例えば上記はどちらも非常に前向きなキャリア思考だが、自分は「今企業に求められている人材はどっちか?」を見極めて演じるようにしていた。

もちろん無理して性格や価値観を偽るのは後々のことを考えてもいいことがないのでそこまではしないが、「求められているであろう人格を演じる」ことは非常に重要であると感じる。

リーダータイプを求めていそうであれば後輩たちを導いてきた実績を話すし、そうではなさそうだったら「学ばせていただきたい」という姿勢を全面に出すことなど。

ただここは受ける側も会社を見極めるタイミングでもある。あからさまに「合わないな」と感じた場合、早急に消化試合とし辞退するのもありだ。双方の時間短縮になる。

自責思考を持つ

面接が苦手な人もいるし、理想が高かったりすることで転職活動がうまくいかない人もいるだろう。 ただそこで大事なのは次に活かすために自責思考を持ち、言い訳をしないことだ。

  • 自分がまだ若い/高齢だからだ
  • 社長が自分のことを嫌いなタイプと思ってそうだった
  • もっと良い人がいただけで、自分に悪い点はなかった

などなど、人間はつい自分に甘くなりがちであるが、本当にそうだったとしても、ちゃんと自分と向き合って常に反省点を探すべきである。 これはうまくできたと思えた面接でも同様。

  • あの質問の打ち返しがうまくできなかった
  • 質問に対してズレた回答をしてしまった
  • くだけた雰囲気に流されて、言うべきでないことまで言ってしまった

など、しっかり振り返りをして何が良くなかったか考え、二度と繰り返さないように対策をする。

スピード優先で金を惜しまない

スピードは企業への愛である。 せっかく一次面接が通っても二次面接が2週間後だったら「そんなに優先度高くないのかな?」と思われてしまう。 実現再現性がない場合も多いとは思うが、可能な限り早急に有給を取り最速で面接を受けられるようにしたり、現職の就業時間の前後の場合には、タクシーで片道5,000円かかったとしても間に合うならタクシーを選択する。

言葉で愛を伝えることはできるが、やはり必要なのは物理。圧倒的なスピードで温度感をわからせることである。「こいつかなりやる気あるな」と思わせることができたらもう"勝ち"は目の前である。

素で話しながらも、ぼろを出さない

昔は圧迫面接なんかもよくあったが最近はフランクに、カジュアルに面接を進める会社も多い。 それ故に危惧すべきは「素で話しすぎて言わなくても良いことまでペラペラ話してしまうこと」である。

自分も面接官として採用面接に臨むことがあるが、なるべくカジュアルに会話を進め、相手の素を引き出すようにしている。 ここで油断させると、前半は仕事への前向きな考え方やポジティブな転職のきっかけをアピールできていたのが一転し、現職への文句や上司の愚痴などが始まることがある。 そうなると面接官の思惑通りなので、イメージを覆すのは難しくなってしまう。

素で話して会社の温度感を見つつ、現職の文句や愚痴は面接では言わないのがベター。基本面接での悪口は良いことない。面接官は愚痴を聞いてくれる友達ではない。 誘導尋問されているな、と感じたら可能な限りポジティブな表現に言い換えて打ち返すようにする。

企業理解

ここにきて原点回帰である。会社の経営理念などの暗記は当たり前だが、noteやwantedlyをやっている会社であれば全記事を何度も何度も読み返すことが大事。 本当に入社したい会社であれば、その準備なんで全く辛くないはず。そしてその意欲はしっかり伝わる。 聞かれた時に答えられるように暗記するのでなく(もちろんそれもあるが)、しっかり会社を理解することで質問への返し方なども変わってくるので、最も重要な事前準備と言える。

上記をすべて意識することができれば、若干勝率が上がる(のではないかと思っている)。